ドラッグ&ドロップで簡単に作成できる!企業向けCMS4選

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2021.11.02

「専門知識がない方でも、簡単にWebサイトの作成・更新・運営ができるシステム」だと言われるCMSですが、その意味を「誰でも思うとおりに・さくっと・自由に・見たままに作れるシステム」だと思っている方は多いのではないでしょうか。
ですが直感的に操作ができる「見たまま更新・編集できるCMS」というのは、実はそれほど数多くありません。
この記事では、パワーポイントやワード感覚で、「ドラッグ&ドロップで」「自由に」「見たまま編集」ができてレスポンシブにも対応する、企業向けのCMSをご紹介します。

CMSとは

CMSとは「Contents Management System」(コンテンツマネジメントシステム)の略で、Webサイトを構成するテキストや画像などを管理し、配信など必要な処理を行うシステムです。
CMSによりWebサイトを生成するHTML、CSSなどの専門知識がなくても更新・運営が可能になり、外部に委託せず内製化できることでスピーディに効率よく対応できるという利点があります。その結果、運用コストを圧縮できたり、タイミング良く更新したことで利益につながったりすることもあるでしょう。

ただ、
「思っていたより操作や管理画面が難しくて更新しにくい」
「デザインの制約が多くて思い通りに自由に作れない」

という不満のお声もよく聞きます。要望どおりにカスタマイズしてもらったら複雑になってしまった、ベンダーを代えたくても代えられない等の話は“あるある”です。

CMSは、HTMLやCSSのコードを書かずに運用更新できる反面、テンプレートの域を超えたり、新たなレイアウトやそのページだけのイレギュラーなデザインのコンテンツを増やしたりすることは得意ではありません。
パワーポイントやワード感覚で編集できるような仕様ではなく、「そのレイアウト用に作られたテンプレートデザイン」の中で、テキストや画像の入れ替え・更新や追加新規ページを作成する、というのが「コンテンツ」マネジメントシステム=CMSなのです。

とはいえ、Webサイトを運営していくうちに構築時に想定していなかったコンテンツを追加したくなることは多々ありますよね。
専門知識がなくとも自由なページを新規で作ることができる企業向けのCMSを探してみました。

HTMLやCSSを知らなくてもドラッグ&ドロップで直感的に操作し「見たまま編集」ができてレスポンシブ対応なCMS

Concrete5

https://concrete5-japan.org/

オープンソースの汎用CMS。開発時から「直感的な操作性」を重視し「ブロック」と呼ばれるパーツでコンテンツを作成するシステムです。

メリット

  • 階層構造に基いて構成されているため、コーポレートサイトのようなツリー構造のサイトを把握・管理しやすい。
  • オープンソースだが公式サポート企業であるコンクリートファイブジャパン株式会社による有償保守サポート有り。

デメリット

  • オープンソースCMSのバージョンアップなどにより、過度にカスタマイズしているレイアウトは崩れてしまう可能性あり。
  • 制作したコンテンツは手動で階層設定する必要があるため、オウンドメディアやブログなどのような使い方には不向き。
  • 国内の利用者が少ないため情報も少なく、困ったときに解決する方法が見つけにくいときも。

WordPress + Elementor

https://ja.wordpress.org/plugins/elementor/

オープンソースのCMSであるWordPressだけでもブロックごとにドラッグ&ドロップで組み立て可能ですが、ページビルダープラグイン「Elementor」を使うことにより、テーマのデザインに依存しないレスポンシブなWebサイトを作成・編集可能です。
ページに追加できる要素のウィジェット(見出し、画像、動画、地図、ボタン等々)やテンプレートも有料プランだとさらに充実しています。

メリット

  • ウィジェットの種類や、綺麗に完成されているレイアウトデザインのテンプレートが豊富。
  • 特定のページだけページビルダープラグインを適用するということもできるので、汎用性のあるサイトを構築可能。

デメリット

  • WPのバージョンアップやテーマ、プラグイン、設定環境などによって不具合が発生する可能性あり。その場合は素人では対応は難しいため、保守契約や費用は必須。
  • Elementorは日本語に対応済みだが海外のプラグインのため、問題解決のためのやりとりや情報収集には英語力が必要になるかも。
  • サーバーのWAFをオフにしないとエラーが出る場合あり。

ferret One

https://ferret-one.com/

国産のクラウド型ノーコードCMS。BtoB事業に特化したマーケティングメソッドやノウハウ、伴走サポート、CMSツールをセットにしたサービスで、BtoBマーケティングを支援しています。
HTMLは編集不可でノーコードを徹底し、情報の伝わりやすさとスピーディな更新性を重視したシステム。

メリット

  • HTMLやCSSをまったくわからなくてもテンプレートをベースにある程度デザイン性のあるサイトを構築できる。
  • とにかく早くPDCAを回したいページや、更新性が高いセミナーの申込ページや、ランディングページなどには便利。
  • Salesforce/Pardotとの連携可能。

デメリット

  • テンプレートなどをベースに構築するため、プログラミング言語を使用した場合に比べデザインの自由度は劣る。細かくこだわりがあるオリジナルデザインにカスタマイズするには不向き。
  • マーケティングに長けていてそのサポートを必要としない企業や、長く利用するとなるとコストが見合わない場合もあり。
  • クラウド型サービスのため、契約をやめるとサイトがなくなってしまう。

CMS Hub(Hubspot)

https://www.hubspot.jp/products/cms

HubSpotはマーケティングから営業、コンテンツ管理、カスタマーサービス、オペレーションにいたるまで、さまざまな業務に欠かせないツールや連携機能を備えている、CRMを核としたプラットフォームです。
CMS Hubはその連携ツールの中のひとつです。

メリット

  • あらかじめ用意されているテーマを使用したり、必要に応じてカスタム開発したりできる自由度の高いWebサイトを構築できる。
  • HubSpotのセキュリティチームによる24時間365日体制のモニタリングでセキュリティ対策は万全。
  • Salesforceと連携可能。

デメリット

  • CMS HubだけでなくHubspotの他の連携機能・製品を利用したい場合はそのツール料金が加算されるため、機能利用範囲、プランによっては高額になる場合もあり。
  • CRMも含めて一元管理で使うとより効果的な反面、他のツールを使いたいときなどに面倒で代えづらい。

最後に

「デザインの統一性を考慮し、文字や画像を差し替えるだけで更新できる合理性」がコンテンツを管理するというCMSの特性だったのですが、ユーザーはもっと簡単に自由に作りたいという要望をずっと持っていたと思います。そのニーズがシステムにも反映されてきたのか、上記以外でも自由度が高いCMSや、ノーコード(コードを必要としない)のCMSは増えてきています。

ただ、自由度の高さが裏目に出て、担当者のデザインスキルや方向性が揃わないと、ブランディングができていない、まとまりのないWebサイトになる可能性もあります。どこまでこだわりを持って自由にデザインするのか、ある程度の基準を持って運用更新していきたいですね。

弊社ではお客様のニーズに合ったCMS選定から制作まで承ります。お気軽にご相談ください!

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